木彫りの伝統を受け継ぐトミヤ郷土民芸

このシュガーポットの特徴は、やはり槐（エンジュ）材でありまがら
クリーム色（白色）の表皮に覆われているとこです。
表皮というのは正しくはない表現ですが、木の外皮を剥いたら、冬の
寒い時期に伐採したエンジュ材は、こんな感じの色合いになります。
その白い部分を本文と品名では「皮つき」と呼んでおります。
この白い皮を剥くと、通常の茶色のエンジュ色となります。
暖かい時期に伐採するエンジュ材は、白の部分が舎色や黒などまだら
だったりはげ落ちているような色あいになっていき、見た目がよろし
くないので、白皮を剥いて茶色部分に統一してしまいます。
じゃあ、冬に伐採したものだけ使用していれば常にこの色あいの粗材が
手に入るのか？　については、理論的にはそうなんですが、雪積る雪山
での伐採って、間伐材の出る事業も、そうないことや自力での伐採は相当
大がかりな林業でない限り、遭難するか1本運ぶだけでも数倍の時間と労力
がかかるので現実的に厳しいものがあったりします。
そんなことで、零細企業が冬の伐採の槐材の調達で1年中、安定的にとは
難しいこともあり、今現在は皮つき商品は時期物からも外させてもらってます。
（調達に金を惜しまず出せば入手はできるのですが。。。）

本品のシュガーポットは「ふくろう彫り」なんですが、画像４のアップ画像を
見て頂くとわかるように白皮が薄目の分部で目を彫ってますので、右目が充血
しているような目になってます。その点、ご確認くださいませ。
皮つきは、伐採して表皮を剥いて1年寝かせての使用が一般的なので切ったから
すぐに加工できというわけではなかったりします（言葉足らずにならぬよう補足）

シュガースプーン付きの1点です。

製造地：北海道旭川
材質：槐（エンジュ）
サイズ：横幅10cm・奥行き10cm・高さ11cm
高さは、ふたの持ち手迄の高さになります。
重量：260ｇ
売価：本体価格￥3,500　税込価格￥3,850