アイヌ夫婦人形（ニポポ）で立体人形の白タイプとなりますが、なぜ立体人形と申すのか？　角材のような原材料を菱形状に正面に角を見せた状態で彫っていくのですが、全体をなだらかに彫り上げる人形よりも角ばった部分が多く後彫りのように目鼻や服の装飾を着色後に彫り上げ、彫った木の木肌色が浮き出るようにする技法を立体人形と呼んでおります。
ノミを入れる手数を少なくすることで作業時間を短縮して価格を低くすることを目的とすることと、職人の高い技量が無くても人形彫りができるようにとのことで立体人形のような品が世に出ました。
では本作はと申しますと立体人形よりも多くのノミ入れをしておりますので、簡易彫りの立体人形ではないのですが、アイヌ夫婦ものの人形の種別が多すぎるのでおおまかな分類では立体人形に近いということで、この名前を用いております。
白い人形は、色を白く塗ればいいだけじゃない？と思われる所ですがこれはこれで大変で、木の節（ふし）やシブが多くなく白木で見せれる程度の完成形であり、着色の際も黒や茶の塗装が付いてしまわないように作業スペース、レンジ、器具などを全てキレイにしてから白い塗装となりますので、すぐに一品だけのためにとはならないこととなります。
本商品は、多少の木の節があるのですが、画像よりお察ししご了承を頂けたらと思います。　白い塗装を掛けております。
台板は白い人形を引き立たせるために黒系の台板としております。

製造地：北海道旭川
材質；しな材
サイズ：男横幅11.5cm・高さ30㎝
女横幅12cm・高さ30.5㎝
台板サイズ：横幅34cm・縦幅16cm・厚み2cm
重量：男1020g・女1430g・台620g・計3070g
売価：本体価格￥13,000　税込価格￥14,300